超歌劇『幕末Rock』黒船来航の製作発表会に行ってきました

2016年8月7日、超歌劇『幕末Rock』黒船来航の製作発表会に行ってきました。
会の間、メモなどは取っていなかったので、本文中の発言内容や順序などには誤りがある可能性があります。複数のニュースサイトにも製作発表会の記事が載っていますので、正確な内容はそちらでご確認ください。
なお佐々木喜英さんが美の化身であることは紛れもない事実です。

会場は東京駅すぐそば、ギブソンブランズショールームの2階イベントスペース。
15時から製作発表会の抽選当選者が整理番号順に案内され、15時10分ごろまで待機。
その間、店内では出番が確約されているも同然の『グラデーション』だけでなく、『L or R』や『共鳴進歌』のインスト曲も流れており、深読みしながらTwitterを開いたら公式から一部曲目が発表されていて深読みするまでもなかったことを知る。超魂と極魂曲のインスト音源ください。

まず案内を担当されていた男性がアナウンス。
キャストが隣の通路を通ってくるので決して手を触れないこと、写真撮影はマスコミ関係者のみ、フラッシュ等はたかないこと。
それに加えて、「皆さんにあることをしてもらう場面があるが、詳しくはお登勢さんから説明してもらう」とのこと。
楽観的な私はこの後悲鳴を上げることになるとも知らずに、「烈Rockの掛け声とかかな?」などと予想していた。

男性「ではそろそろ登場してもらいましょう!幕末Rockの司会と言えばこの方!お登勢さーん!」
山「ハードル上げすぎよ!」
呼ばれて最初にお登勢役山岸拓生さんことマギーが先行して登壇。
山「まずはみんなに見てもらいたいものがあるのよ」
と、登場もそこそこに前方スクリーンを指示。
超歌劇のCMらしき映像が15秒ほど流れる。ただ、プツッと途切れるように終わるため、ぽかーんとする観客。
山「…っていうだけなんだけど!このアタシの弟みたいな人が見せろっていうから!」
最初にアナウンスしていた男性が、少し丸い体格だったためいじられる。しょっぱなからさすがのマギー節。

山「では登場してもらいましょう!」
次にマギーの掛け声に合わせ、良知さんほか全キャストが一斉入場。
良知龍馬のウィッグが更に丸みを帯びていて可愛さに目を奪われる。
その後はもうずっとヒデちんしか見ていませんでした。5月ぶりの推しは相変わらず最高に美人だよブヒブヒ。

まずは全キャスト一言ずつ自己紹介。志士は普通に挨拶して終わった気がする(うろ覚え)。
続いて土方歳三役輝馬さんが普通に挨拶したところ、
山「あれやらないの?」
観客「ピャアアア」
輝「だって静まってほしくないじゃないですか!」
と言いながら手で煽ってくるてるま。
観客「ピャアアアアアア」
輝「(仕方なさそうに)静まれ!……(ほぼ笑いながら)静まるんじゃない!!!!!(マイクビリビリ鳴る)」
観客「ピャアアアアアアアアアアア」
山「アンタこれ5時間くらいやる気!?」
良「いつまでもやるよ?」
即乗ってくることに定評のある座長。

次は歌の女神ナデシコ沖田総司佐々木喜英さんの挨拶に対しても、
山「こうなったらアンタもあれやらないとねー?」
佐「今日はみんなに会えて、本当に、サプラーーーーイズ!!!!!!(マイクビリビリビリビリ)」
子豚「ピャアアアアアアアアアアアアアアアアアア」
山「アンタらマイク壊す気!?」
本当にONKYOの音響がすごいことになっていた。急にあれだけの声が出せるのだから、ミュージカル俳優はすごいぞって思いました。

自己紹介一巡後、「まずは続投組からコメントを」ということで良知さん、輝馬さん、佐々木さんが一歩前へ誘導される。(キメ様に関しては後述)
良「みんな知ってると思うけど幕末Rockってどの歌も最高でしょ!?」
山「他の人のあの歌歌いたいとかある?」
良「全部歌いたい!というか、自分より勝先生、どれ歌いたい?」
岩「全部歌いたい!いっそ出て行って全部歌ってやろうかと!」

輝「今回は勝先生と絡みがあります!」
佐「さっき公式から発表がありましたが、ついに共鳴進歌が歌えます!初演再演でみんなは2曲ずつ歌っていたのに僕だけ1曲でずっと歌いたかったので嬉しいです!すごく踊ります!格好いいナンバーになると思います!」

次に新キャラ組、ジュニア役兼崎さんと勝海舟役岩崎さん。
兼「まだあまり稽古に来ていなくて台本も手放せなくて…」
山「今も海で船に乗ってんでしょ、同じようなものよ」※兼崎さん出演中の『ピーターパン』のこと
良「大体オッケー!自分5回だから!」
それ再演での話じゃないですかー!
兼崎さん、全体的に大きくて目立つ上にあの衣装だからか?恥じらっているようなしぐさや言動が多く、妙な気分を想起させられました。美肌にも気をつけると言っていたし…その瞬間、推しが反応した気がしたのは気のせいだろうか。

岩「この中では年長ですが、よく若く見えてしまうと言われるので、もっと壮年に見えるように気をつけています。髭をつけるといい感じなので、ビジュアルに助けられています」
山「殺陣もそう見えるように気をつけてるのよね」
これ勝先生好きとして聞き逃せない発言だったのですが、今、殺陣って言いました!?

最後に新キャスト組…として長州と直弼が誘導される段になり、本来は続投組であるはずの徳川慶喜Kimeruさんことキメ様に気づいたマギー。
山「キメちゃんしゃべった?」
キ「しゃべってなーい」
めちゃくちゃかわいい喋り方だった。さすが最年少役最年長(今作は違うね!)。
山「もういい!はい、しゃべってない組!」
キ「今回はオリジナルで直弼との絡みが結構あるよ!あとついに、二人以上で歌います!既出曲も歌うよ!」
良「そう、今回なんとみんなで歌う曲もあります!」
既存曲を全員で歌うのか、新曲で歌うのかは不明なニュアンスだった。
声優陣の雷舞の時にも「歌いたい!」とツイートしていたが、実は再演の頃から既に歌いたがっていたらしい絶頂SPIRALがあるということで、とても嬉しそうなキメ様がかわいかった。

二人で歌う曲がある、ということで引き合いに出された井伊直弼役吉岡さん。
山「アンタらはどうなの?MASTER COMMUNICATION!マスコミ!」
兼「あれ…ヤバいね…」
吉「うん…ヤバい…」
格好とは真逆で切実そうな姿がすごくツボに入ってしまった。
山「あとアタシひとつだけこの人(吉岡)に文句があるの!パンフ買ってもらえば分かるんだけど!この人、アタシより美人!」
吉「(笑)」
観客「ピャアアア」
佐「…(マギーをチラ見)」
山「安心なさい!アンタはアタシより美人だから!」
佐「(笑顔)」
子豚「ピャアアアアアアアア」
山「アンタたちヒデくんの時だけ反応おかしくない!?」

中の人がメインキャスト最年少、高杉晋作役糸川さん。
山「もう馴染んだ?」
糸「はい!よく飲みに連れてってもらってます!ねっ輝馬さん!」
輝「(何故かそっぽを向いて知らんぷり)」
座長と年齢差の大きい糸川さんも変に構えず発言しやすいカンパニーということが見て取れて、なんだか安心した。

山「次、桂小五郎役タツヤくん」
三「こらー!」
たしか最後に(もしかしたら前後したかも)桂小五郎役の三津谷さん。最初からずっと何かしゃべるたびにマギーからちさんに妨害され、なおもしゃべろうとすると糸川さんにツッコミを入れられるという立場を既に確立していた。
三「稽古場の机にみんなの名前が書いてあるんですけど、ある日三津谷の三に線を二本足して田津谷にされていて」
山「田んぼの田ね」
三「犯人誰か未だに分かってないんです」
山「いつまでこの話するの?」
三「時間割かせてください!で、最初この人(マギー)が犯人かと思ったけど、どうも違うぞって感じて。それから稽古始まる時にいつもおはよーって言うと良知さんが『誰?』って言うから、あ、この人かなって」
山「ここでサプライズ発表ー!犯人アタシ」
三「ええーっ!?」
山「まだまだ人間見れてないってことね」
カンパニーが楽しそうすぎてバクステが既に楽しみです。

三「こうして今回から参加だけど既にずっといるみたいに仲良くしてもらってます!」
山「キャストが変わる役は新たな一面が見えるし、続投している新選組も今回新たな一面が見えるしね?」
輝「そう!今回、土方の新たな一面が!」
山「一面っていうか仮面でしょ」
会場爆笑。
良「キャストもお客さんもみんな必死に濁そうとしているのに、司会がばらす!」
輝「公式ホームページ見ました!?土方歳三役輝馬と誠仮面役輝馬、紹介文まったく一緒!少しは変えればいいのに!」
山「せめて片方は謎の人って書いてればいいのにね」
良「前回の敵はこんなに小さくて可愛かったけど(キメ様)今度はおっきい!(兼崎さん)だからこっちの演じ方も変わる。そこも楽しんでもらいたい!」

ここで新曲として、『WHITE』を一部歌ってくれる超魂團。
後ろの面々には、ギブソンの新商品であるという蜂をイメージしたマイクを持ってくる(良「桂さんみたい」)。
良知さんのイントロの低音めっちゃカッコいい。
三津谷さんの歌い方がノリノリで見ていて楽しい。良知さんとマギーに顔密着されているけど。
そして佐々木喜英の歌は本当に上手くてなんと申しますか、この人のファンでよかったと思いましたね。

歌が終わって再び身を正すキャストたち。
山「マスコミのみなさん写真撮ってますけどー、ここで特別に、アンタたちも撮っていいわよ!」
観客「ピギャアアアアアアアアアアアアアアアアアア!?!?!?」
山「そして拡散しなさい!ハッシュタグ幕末Rockってつけて!なるべく人口の多い国で拡散しなさい!中国とかインドとか!」

太っ腹な幕末Rock本当に最高です。
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30秒だけ許された撮影タイムを混乱しながら終え、最後にキャストたちの意気込みを、自己紹介とは逆順に。
明日が初粗通しとのことですが、稽古の参加日数が少ない組はやはり少々不安そう。
兼「このペリー・ジュニアという役は、最高のロックスターで、自分でもそういう台詞が多くて、どんどん自分でハードルを…上げているので…」
吉「まだキャラに入りきれていなくて…」
キ「大丈夫だよー」
吉「上様…!」
知ってたけどゲームベースの幕府可愛すぎるんとちゃう?

輝「幕末Rockは今回も良い曲ばかりなので、頭ガンガンに振ってください!本当はダメだけど!それくらいの気持ちで観てください!」
佐「初演再演とやらせていただいて、今回三度目の沖田総司です。もっと皆様の理想の沖田総司を演じられるように頑張ります」
三「(またいじられてコラー!と言っていた気がするのですがうろ覚え)」
糸「板の上で高杉晋作として生きることを誓います!高杉晋作が糸川でよかったと言ってもらえるように頑張ります!だから…緑のペンライトを振って下さい…数が少ないことが予想されるので…」
山「アンタたち志士はペンライトなくても歌えるでしょ」
糸「歌えるけどー!…お前ら見てろよ!」
上手に向かって出したシンディ声が急にマジシンディで、それまでと違う悲鳴の上がる観客。でもこれもまた「上手にしか言ってないけど!」と即ツッコミが入った。

良「ゲーム、アニメときて、最終章として初演がありました。その後すぐ続編をせずに再演を置いたことで、今回この続編が出来ました。とすれば次は、雷舞…!?」
観客「ピャアアアアアアア」
良「雷舞に続けるように、まずはこの続編、頑張ります!」

アンケートに雷舞よろしくって書くしかない流れの中、製作発表会は終了。
30分少々がとても長く感じるくらい密度が高くて、気になるコメントや楽しみになる熱情が詰まっていて、とてもよかったです。
詰まりまくっていて、細かいところに失念が多くて残念だし申し訳ない。
黒船来航の円盤特典に、この模様が収録されていることを切に願います。